五木寛之『親鸞』 希代の宗教家の哲学に迫る
五木寛之氏こん身の長編『親鸞』 創業100周年企画として講談社が2009年12月26日に発売した五木寛之氏の「親鸞」(上・下巻、各1500円)が話題になっている。全国27の新聞に連載され、2400万人の読者が熱狂したという同作品。五木氏は構想に20余年を費やしたといい、「宗教」「歴史」などというジャンルを飛び越えた、新鮮な感動と充足感をもたらしてくれる点が、受け入れられる最大の理由に違いない。放埒(ほうらつ)人の血を引いていることに悩んだ子ども時代の「忠範」から、比叡の山に入り、「範宴」、「綽空」、「...
2010/01/05 18:54
