編集長からの手紙 冤罪を組み立てる捜査員の誘惑
人間は話を面白くする誘惑に弱い、と思いたくなる。 2003年の鹿児島県議選に絡んだ公選法違反事件で、07年2月24日、鹿児島地裁が県議ら12人全員に無罪判決を出した。その前には、富山県の強姦事件で服役を終えた人が、容疑者が別件で捕まったことから、無実だと分かった。ひどい話だ。共通するのは捜査段階で、「有罪ストーリー」が初期の段階で組み立てられていることだ。 かつて取材した汚職事件で、ストーリーの見事な作られ方に圧倒されたことがある。この事件は冤罪だと、今でも確信している。 建設省キャリア...
2007/02/26 17:08
