「ゆれる」亡き直木賞作家・藤原伊織も激賞 「兄弟の心の葛藤」見事に描く
今年の1月半ば頃、友人の藤原伊織が入院先のがんセンターから電話して来た。筆者の昨年の邦画ベスト10に「ゆれる」が無いと注文をつけている。「兄弟の心の葛藤をあれだけ見事に描いた映画は最近無い」と。過酷な執筆と入退院を繰り返しながらも藤原はしっかりと映画を見ていた。恥ずかしいことに僕はパスしていたのだ。必ず見ると謝ったが、この5月17日に藤原が死ぬまでに実現できず、週末にDVDで改めて見たものだ。 (C)2006『ゆれる』製作委員会脚本と監督は西川美和。「蛇イチゴ」の、この女性監督は人の心理を洞察して抉る鋭...
2007/05/22 20:13
