虚心に「美」を求める 鋳鉄の道具「南部鉄器」
岩手県盛岡市は、北上川と中津川、雫石川が合流する土地に栄えた城下町。その紺屋町の街道沿いに、南部鉄器「釜定」がある。南部鉄器と聞いてすぐに思い浮かぶのは鉄瓶だが、釜定の最近の人気商品はオイルパンや洋鍋だという。シンプルで繊細で、使い勝手がよく、どこか北欧モダンを思わせる。「日本の台所には物が多すぎる。整理して、すべてを賄える鍋とパンを、そして日本にしかない日本人の道具をと考えました」と「釜定」三代目の宮伸穂さん。南部鉄器は鋳鉄の道具。内と外と二つの鋳型を土でつくり、その隙間に溶かした鉄を流し込んで成型す...
2009/02/16 16:08
